HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

6月3日 傷つけることに傷つく自分

月曜日、

 

 

今日から僕のチームは新体制になった。大きな大黒柱が抜けてしまった今、もし誰か一人でも、これ以上欠けてしまうとチームとして成り立たなくなる。

チームリーダーとして、お休みに入ったメンバーが戻ってくるまでの間、残ったメンバーがどうにか心地よく働けるように、環境を整えていきたいと思うものだ。

個人的に得意なのは、争いごとが起きないようにすることだ。

今のチームには、新卒でずっと働ているメンバーも、中途で入ってきたメンバーも、まだまだ社会人経験すら浅いメンバーも、言葉通りの三者三様である。性格も全然異なっていて、リズム感が違うっていうのが一番しっくりくる表現かもしれない。

最終的に出来上がるものが同じで、最終的に費やした総エネルギー・総コストが同じだったとしても、過程の働き方、人との接し方は全然違っている。

 

こういう状況の中で、それぞれが如何に羽を伸ばして、ストレスフリーで仕事ができるような環境を作るか、それが僕の役割だと思ってきたし、今も思っている。

 

やりたいようにやってもらって構わない、整える所は僕が担うから。

 

このスタンスでずっとやってきた。でも、今回大きな柱が抜けて、もう一つ役割を担う必要が出てきた。

それは、しめるところはきちっとしめる、ということだ。

 

冒頭にも書いたけれど、僕は争いごとが起きないように平穏を保つようにしてきた。割と無理なくこういう環境を作れるのだけれど、逆を言えば攻撃的な状況が苦手なのだ。

 

そしてもっと言うと、攻撃的な発言によって自分が傷つくことがとても怖いのである。昔から、自分に自信がなくて、何かといつも比べられていると過剰に思ってきた。だから、相手を傷つけないようにすることで、相手も僕を傷つけないという風に思ってきた。それで、ずっと傷つくことを避けてきた。

 

でも、ここからは少しずつメスを入れることも覚えなければいけない。

 

「誰かを傷つけてはいけない。誰かを傷つけていい権利なんて、だれにもない」

 

その通りだと思う。でも、誰かを傷つけることで一番傷つくのは、実は自分自身なのだとも思う。

誰かを殴ったって、暴言を吐いたって、人を殺したって、その瞬間的にはスッキリするかもしれないけど、数時間後には思い切り心が抉られるように傷つく自分がいる。

ここまで明らかな攻撃をすることは日常生活では極めて珍しいけれど、でも傷つけようとしていなくても、相手を傷つけてしまうことはある。例えば、少し強い口調で注意をしなければいけない時とか。

その傷つけてしまう可能性に気づいた時、相手を傷つけることに傷つく自分にも気が付く。だから行動に移せない。

 

僕ってこのタイプだよなぁと思う。そんな脆い自分を支えてくれる存在は、やっぱり必要なのかもしれない。

だから僕らは1人では行けていけないのかもしれない。

 

新体制を迎えて、僕の内面と改めて向き合う、そんな一日だった。