火曜日、
明日は部署を跨ぐ、それなりに大きなMTGがある。
ただし、僕はスピーカーではなく、僕のチームメンバーがメインスピーカーとして話すことになっている。
何も言ってこないから、特に問題ないと思っていた。
いつも毎週火曜日に実施している1on1。何だか浮かない顔をしている。どうしたのかと聞いてみると、明日のMTGの資料を作ったものの、何だかしっくり来ていないとのこと。
それで、資料を確認させてもらう。
別に書いてあることは間違っていない。マーケティングの部署だから、消費者インサイトやマーケット情報のような定性的な事実情報から、売上動向やカスタマーの動きなどの定量情報までしっかりと書いてある。
問題は、その情報を元に何を語りたいのか、がまるで分っていないということだ。
「で、このスライドでのメッセージは何?」
今日何回言っただろうか。それに対する回答は、「どう捉えていいのか分かりません。なんだか何が言いたいのか分からなくなってしまいました」である。
まだ経験が浅いメンバーだし、そういう状況になってしまうのは、むしろ普通だと思う。でも、ちょっと先を予想してほしい。
割と大事な会議で使う資料、かつ全然自信がない状態のものを、なぜこのタイミングで持ってくるのだ。
僕が暇ならいいのだが、あいにく明日も他のMTGが結構入っている。そして、実はこの直前に持ってくる行動は、今回が初めてではないのである。
仕事は一人でしているんじゃない。一人で回せるなら、会社に所属しなくても大丈夫。でもそうじゃないなら、物事がどういう時間軸で進むのか、ちょっと先を考える必要がある。
「これさ、あと1週間早かったら、全然違ったよね」と最後に言う。デジャブだ。
僕は周りから、甘やかしすぎだよと言われる。ちょっとだけ痛い目を見てもらう必要もあるのかなぁ。。。
難しい。このメンバーの未来も予想してあげないと。