HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

6月10日 好きな声と話し方

月曜日、

 

 

「なんか珍しいね、初めてかも、そういう人」

 

僕は声と話し方フェチである。そう言うと、たいていの人はびっくりする。自分にドはまりする声や話し方に出会うと、もう聞かないではいられない。それくらい、声と話し方は僕にとって影響がある要素だ。

テレビがない分、本を読む時間は一般的な人よりも多いと思う。でもそれ以上に、僕は耳から情報を得ることが多い。

今の時代、本だって目だけじゃなくて耳で読める時代だ。むしろ、耳読をした方が、より臨場感が伝わって、舞台の客席に座っているような感覚になり、普通の読書よりもリッチな体験ができる。

創造力を掻き立てるのは本だという人もいるかもしれないけど、声や話し方ついた方がキャラクターに輪郭が出てきて、より具体的なイメージを持って物語を進めることができる。頭が完全に仕事モードになっている平日は、本でも音声でも小説に触れることは少ないのだけれど、そういう時に著者本人が語っているビジネス書を耳読したりすると、仕事への意欲も上がるものだ。

著者が語っている、というのもこれまたなんとも言えない贅沢である。

 

だが最近、平日でさえも小説を耳読している自分がいる。その小説のナレーターを務めている人の声と話し方に、僕はハマってしまったのだ。

燃え殻さんの『これはただの夏』である。Audibleで最近聞き始めた。

その主人公の男性の話し方と声が、とても心地よいのである。

 

ボキャブラリーが豊富で、たくさんの言葉を使いこなすのだけれど、理路整然と話すというよりかは、淡々と、そしてちょっと舌足らずで朴訥としている、そんな感じが良い。

もともと、燃え殻さんのファンであることも影響していそうだけど、先に小説を読んで想像していたイメージと同じで、2倍3倍楽しめた。

 

ちょっと元気がなかったり、ちょっと疲れちゃったなっていう時に、自分の好きな声と話し方に触れると、なんか安心したりする。

声の大きな効用は安心感、なんだと思う。

 

今日もこれから、この声を聞いて寝落ちしていきたいと思う。