HONEST

猫好き・植物好き・ラジオ好きの齢31歳。日々の学びや気づきを、ちょっとだけ得意な文章とイラストで自由に記録していきます。

8月11日 差し色

日曜日、

 

 

まるで口裏合わせをしていたかのように、会社のチームメンバー2人から、ほぼ同時にLINEが届いた。

「無事中国着いてます!おすすめの麻辣料理食べてきます!」と、いま中国旅行中のメンバーからメッセージが届く。あれ、LINEが使えているということは、VPNを・・・みたいなことはまあいいとする。

 

「ロンドンの空。ビックリするくらいの晴天ですよ~」こちらは、いまイギリスを訪問中のメンバーからだ。写真も一緒に来たのだが、息をのむくらいの綺麗な青空。そしてそこにビッグベンが映っていた。素晴らしい、絵になるなぁ~とこちらまで幸せな気持ちになってしまう。

 

僕は最近海外旅行に全く行けていない。コロナが終わってから一度も行っていない。それまでは、毎年カンボジアに行っていたのだが、2020年の年明けが最後になっている。

コロナ禍に今の会社に転職して、あれよあれよと中間管理職になってしまった。自分には大きすぎる役回りなのだが、玉突き人事だから仕方ない。

それでいて、メンバーの産休・育休が続き人も足りていないから、いわゆるプレイングマネージャーである。

平日は、チームメンバーの壁打ち相手と会議系で時間が溶けていき、自分の仕事や資料作りは土日祝日にやるというルーティーンになってしまっている。

でも、僕以外の中間管理職もみんなこんな感じで、それでいて有給をしっかりと消化して海外旅行に行っているような人もいる。

今回連絡をくれた二人も、結構な量の仕事を積み残している。でも、今は楽しむタイミングと割り切って、海外旅行を楽しんでいる。

 

羨ましいという感情や、妬みみたいな感情は全くなくて、逆にすごく尊敬している。

 

僕は小さい頃から、心配性であった。例えば小学生の時。翌日の宿題、持ち物、着ていく服が全て準備できていることを確認しないと、安心して眠ることが出来なかった。

今でもその性格は変わっていなくて、たとえまだ時間があったとしても、1か月くらい前から大事な会議の準備は始めないと気が済まない性格なのだ。

だから、今このタイミングで海外に行っても、全く楽しめないということは分かっている。不安で仕方ないと思う。

 

そんなこと言っていたら、働いている間は一生海外に行けないのではないだろうか、そう思う人もいるかもしれない。多分そうだ。もう少し具体的に言うと、組織に属している間はそうかもしれない。

だから独立したいなぁって思っている節もある。

 

でも、やっぱりモノトーンな日常が続くと集中力が切れてしまうことがある、ということも理解していて。

だからこそ、毎日過ごす家にグリーンを増やしたり、一日一曲新しい音楽を聴いてみたり、一日一枚新しい絵を描くようにしていたり、する。そして必ず本を読むようにしていたりする。英会話も必ずやっている。

意外と一日の中に刺激があるのかも。

別に海外に行かなくても、日常の中に彩りは加えられると思っている今日この頃。

心配で旅先が楽しめないのなら、日常を豊かにして仕事との区切りをつければいいのだ。気の置けない同僚と、残業帰りに行きつけのバーによって、一杯だけ飲んで帰る、これだってエッセンスになる(とか言って、毎回終電になるけど。

 

お盆休みも、そうやって、差し色のようなエッセンスを加えて、仕事に邁進しようと思う。