土曜日、
VoicyやPodcastなどなど、音声コンテンツが大好きな僕が毎週楽しみにしているコンテンツの一つ、それがTBSポッドキャストの「Over The Sun」だ。ジェーン・スーさんと堀井美香さんがMCを務める番組で、界隈では、もうそれはそれは熱狂的なファンが多い番組である。
最新回を聞いてしまって、未再生のストックがなくなってしまうことを避けたいと思っている僕は、1週遅れで最新回を聞いている。今回聞いたのは1週間前の、Ep.164である。
お二方とも割と深夜まで起きているようで、特に堀井美香さんの方は、深夜帯に放送しているテレビショッピングを見ているとのことで、そのモノマネも繰り広げていた。
地上波以外では、YouTubeで流れている首都高のライブ映像を見ているとのこと。
堀井さんは町田在住ということもあり、深夜は文字通り、町全体が闇に包まれているような状態とのこと。夜のしじま、ってこういうことを指すんだろうなぁと聞いていて思った。
そんな状況の中で、テレビの中で一生懸命商品を紹介しているテレビショッピングの人を見ていたり、首都高を走っている車を見ていると、「あぁ、なんかこんな時間に起きているのって私だけじゃないんだなぁ。みんな頑張ってんだなぁ」って思って、なんだか一人じゃないって思うらしい。
これを聞いて、なぜ僕が夜の散歩と早朝マラソンが好きなのか、その理由を言語化してくれたようで、ハッとさせられた。
みんな日中は学校や仕事があるから、起きて活動をしているのは当たり前だ。お店やレストランだって、当然のごとく開いている。だから、そういう中で一生懸命仕事をしていても、当たり前すぎて何も思わない。むしろ、ノイズが多いし疲れを感じてしまう。
そんな状態でクタクタになった仕事終わり、どんなに遅くなっても僕は最寄駅の数駅前で降りて、そこから歩くようにしている。
上を見上げれば、湾岸エリアの方に立ち並ぶオフィスビル群が見える。深夜近くになっても、煌々と窓から光を放っている。
視線を戻せば、居酒屋やバー、ちょっと古いパブみたいなお店から、光が漏れている。
沢山あるコンビニも眩しい。
僕もこういう光景を見ると思うのだ。
「ああ、僕だけじゃないんだよなぁ。頑張ろう」と。
仕事が忙しすぎて働くことの目的を見失っていたり、やる気を失ってしまっている時に、こういう光景を見ると、ものすごく安心するし励まされるのだ。
そして、僕が早朝マラソンをするのも、これに近い理由があって。
空気が澄んで、まだ太陽が昇り切っていない中で、近所をランニング。
こんな時間にきちっとネクタイをして出勤するサラリーマン、新聞配達の方々、トラック運転手、コンビニ、、、。
なんかもう本当に脱帽というか、僕だけじゃないんだなぁというか、むしろ自分の自惚れを恥じるタイミングでもある。
こういう光景を見て、そしてその時の空気を肌で感じて。
体に染みついたその具体的なイメージが、僕を支えてくれている。
僕だけじゃないんだなぁって、だからもうちょっと頑張ってみようって。
決して遠くはないし、今度は首都高の高架下まで足をのばしてみようかしら。
さて、明日からも頑張ろう。