金曜日、

タバコを吸っている人から、たまに漂ってくる体臭。あれが耐えられない。苦手である。少しずつ汗の量が増えてくると、こういう体臭が目立つようになる。
おっと、そんな表面的な話がしたいわけではない。
やっぱり僕が耐えられないと思ったのは、突発事項に振り回されることである。非常にストレスが溜まる。
今週金曜日は非常に大きな会議に出る、はずだった。
はずだった、というのは延期されたのである。それも、その会議の時間になって10分が経過した後である。
この会議とは、会社の社長に対して自部署のビジネス状況をアップデートする会議である。社長だけが出席するわけではなく、他の執行役員も座っており、かつ自部署や他の部署のメンバーもリモートで参加している。
うちの会社は公用語は英語なので、もちろんこの会議も英語である。
別にそれはいいのだけれど、変な質問が飛び出てくると、それを突発的に英語で返すことは非常に難しい。というより、そもそも変な返しができないのである。
まずは変な質問を受けるのを避けるために、しっかりと資料を作りこみ、直属の上司、部署のトップ、事業と率いる執行役員、こんな感じで資料を事前に見てもらうのである。これだけでも一苦労だ。
そして、想定質問を考えて答えを準備しておく。
直属の上司なども会議室に来てくれるが、スピーカー以外で返答できるような雰囲気ではないから、もし何か問われたら基本はスピーカーが答えなければいけない。
こういう会議、本当に無駄だと思うのだけれど、この会社に所属している以上は慣習として対応せざるを得ない。自分で決断して入ってきているのだから、やむを得ない。
ある意味、社長に対して直接プレゼンを出来るというのは良い機会だと思うし、別に評価とか気にしていない僕からすると、何も怖がることはない。
ただ、あの独特の空気感、晒されている感が気持ち悪いのだ。
そんな会議だから、ちゃんと準備をしていた。
当日10時。
会議が1時間後ろ倒しになるのと、社長の都合により1時間から45分に変更になったと連絡が入る。そのため、スピーカーは全員持ち時間を過ぎないように指示が来た。
まあこれはいつものことである。
そしてもう一回連絡。45分から35分になったため、〇〇と〇〇の部署は発表なし。
これが一番可哀そうである。だが、これもいつものことだ。しょっちゅうある。
こういうのを見てると、社員を人ではなくリソース、チェスの駒としか見てないんだろうなと思ってしまう。
そして開始時間がやってきた。会議室には全員10分前には集合している。
5分経過、10分経過。
社長が現れない。
そして突然の連絡。今日は体調がすぐれないためリスケで。
そこからの記憶はあんまりない。ただ、他にも、今度は1週間前倒しになった会議や〆切が色々振ってきて、そっちに全投球した気がする。
そして体は疲れているはずなのに、やけになって深夜筋トレまでやってしまった。
これがサラリーマンというのなら、それはそれで仕方ないと思う。
でも、ずっとこうやって働いていたら、やっぱり最後は空っぽになってしまいそうだ。
英語の資料を作ったり、スピーチしたり、こういうのは自分のためにもなるし、高揚感があるから、そこだけが唯一の救い。これが日本語になった瞬間に、僕はもう断ろうかと思う。
ストレスを感じすぎてほとんど眠れなかった。
まだ午前中だけど、もう眠い。