HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

4月18日 終わりなき戦

木曜日、

 

 

先週から、僕が携わっている動画が、各種SNSで配信されている。

昨年まではTVCMにもコストを割いていたが、今年は全てWeb、そして駅や街中にある電子看板への出稿などなど、いわゆるデジタル媒体だ。

TVCMとの大きな違いは、一度放映開始したからと言って終わらない。むしろ、そこからが闘いであり、運用が始まる。

あらゆる媒体であればあるほど、運用は大変になる。

これこそ、終わりなき終わりなき戦だ。

世間はもうすぐGWとかで、少しずつ旅先が~みたいな話がでているが、僕にとって今年のGWは戦になると思う。

 

戦士の休息は何処に

 

4月17日 安上がりが一番難しい

水曜日、

 

 

先週くらいから、母からずっと次回のお花教室で、生徒の皆様にお出しするスイーツについてLINEが送られてくる。

うまくいかない、うまくいかない、の連続だ。

 

今回は、プリンを検討しているという。しかも、複雑なものではなく、砂糖・牛乳・卵という本当にシンプルなものにしたい、とのこと。なんか、ちょっと前くらいに昔ながらのプリンって流行った気がするけれど、それに近しいことをしたいらしい。

 

確かに固まるし、味は良いのだけれど、毎回出来上がった後のかたちがバラバラで、複数の生徒さんを一回の教室で教えるとなると、ばらつきがあるのはNGだ。

 

味はとっても良いらしく、試作をどんだけ作っても、気づいたら父が毎朝・毎晩食べてしまってすぐになくなるらしい。

 

そういえば、うちの父は、小さい子供たちが好きなようなスイーツが好きだ。

プッチンプリン、ショートケーキ、シュークリーム。しかも、材料に凝ったものではなく、昔ながらの喫茶店やケーキ屋に売っているような、そういうものだ。

 

マクロビ、グルテンフリー、無添加、国産小麦、、、こういったものはそれだけでお金がかかるけど、正直味はごまかすことができる。

 

安上がりなものが一番難しい。

 

4月16日 静かな退職・賑やかな退職

火曜日、

 

 

仲が良い一人の同僚が、明日で最終出社を迎える。彼はもう吹っ切れて楽しそうだ。

今日も顔を合わせるたびに、はち切れんばかりの笑顔だった。

一方で、本の要約サイトflierで読んだ今日の要約『静かに退職する若者たち』は、まるで真逆である。

ただ、これ、1人僕のチームメンバ―で完全に当てはまるかも、というメンバーが想像できた。

www.flierinc.com

 

自分よりも年上の人との1on1 MTGに対するスタンスから、どういう部下なのかを読み解くこの本。

もう本当に僕が普段から、なんでこの人こうなんだろう、、、って思っていた疑問が解けた。

明日退職する同僚は30ちょっとの中堅で、決して若者ではないだろう。僕と同世代だ。

一方で、この本に書かれている若者に当てはまると思う僕のチームメンバーも、20代後半。3歳くらいしか離れていないのに、この差ってなんなんだろう、、、。

 

静かな退職と賑やかな退職

影と光を職場に見た。

 

4月15日 引き寄せの法則

月曜日、

 

 

今週で退職してしまう同僚に言われた言葉がある。

「多分、○○君さ、このマーケティング部で一番忙しいよね、絶対。引き寄せちゃってるよ~~。ほら、例えば洋服とかもう少し明るいものに変えてみたら?」

 

引き寄せの法則か。あるかもしれない。僕は基本全身黒だ。黒い靴、黒い靴下、黒いダボっとしたパンツに、冬は黒いパーカー、春夏は黒い超ビッグサイズのTシャツを着て仕事をしている。

本当は髪の毛はブリーチして金髪にしたいのだけど、一応役職がついている以上、面接官をすることもあり、それは良くないと思っている。

毎月少しずつ髪の毛を茶色くしていき、気づいたら真っ白でした、みたいなことができないか計画中だ。

 

話は戻るが、せっかく配信開始した広告。あらゆるところから配信をしている。

そんな折に、一件の連絡。

「この配信って、だれがやってるんですか?」

運用チームからの連絡だ。

「なんだこれ、知らない」

名義自体は同じ会社なのだがアカウントが違う。僕らの取り組みで配信しているアカウントと、そっちの知らないアカウントは、一般的な消費者から見ると同一なのだが、内部の人間から見ると別なのだ。

 

なのに、だ。狙っているターゲットは全く同じなのだ。

 

これが何を意味するか。それは、限られたターゲットを2つのアカウントが奪い合っている。1顧客あたりを獲得するコストが、無駄に上がってしまっているのだ。

 

なんだ、これ。。。。

 

長い冒険の旅が始まる。いま、必要な道具は全て揃ったくらいのところまでは来た。

明日から、また長いぞ、これは。

 

暗い服を着なければ、こういうことは引き寄せなくなるのだろうか(笑)

 

4月14日 苦手なこと

日曜日、

 

 

決まった流れやマニュアルに沿って物事を進めることが苦手である。もっと苦手なのは、そういうものを作ることが苦手である。

 

この日記でずっと書いている通り、僕はコミュニケーション領域のマーケティングにブランド会社側として携わっている。業界は全く違うけれど、前職も基本的には同じ仕事だったから、かれこれもう7年くらいはこういった仕事についている。

ブランドを会社の外に対して発信する仕事、プロモーションをする仕事だから、最終的に無事にオンエアされるまでには、かなりのフェーズが存在している。

特に前職の時は、その発信先が日本ではなく海外であり、前例が全くなかったから、その国の弁護士と一緒に、法律回りを確認するところから始まった。

 

時代が変わると共に、発信に使う媒体も変わる。だから、一回マニュアルやガイドラインを作ったからと言って、次も全くその通りになるか、というと100%そうならない。

もちろん、マーケティングフレームワークみたいな基礎的な部分は同じだけれど、それはマニュアルではなくて、知識と経験によって作られる基盤だ。

一応、大枠のやるべきこととタイムスケジュールは見えていたとしても、その通りになることは、ほとんどない。だから僕は、”虎の巻”や”マニュアル”、”ガイドライン”を作ることに価値を見いだせない。

どうせ変わるのに、なんで作る必要があるんだろうと思ってしまう。

ただ、この前チームメンバーから言われた一言が、ちょっとだけチクリと来た。

 

「○○さんとは違って、私は凡人だから、ちゃんとマニュアルに従って、今どこにいるのか、次に何が待ってるのかが分からないと、混乱しちゃうんです」

「だれが何をやるのか、っていう役割分担も明確にしたいんです」

 

これ、言い方を変えれば、もっと周りのこと考えてよ、である。

 

苦手なことではなく、逆に僕の得意なことは、それは全てを同時並行で進めて、全てに一気に手を付けて、最後同じタイミングで終わらせることだ。

複数のタスクを同時に走らせるは、家事に似ている感じがある。

よく、夫と妻とで家事の役割分担云々とかいう家庭は多いけど、正直家事に役割分担なんてないと思っている。その時に手が空いている人がやればいいだけだ。

たぶん、ずっと働きづめの母に代わって家事をやることが、当たり前だったからそう思うのかもしれない。

家事には順番もマニュアルもない。基本は全て同時並行だ。

洗濯機を回している間、ご飯を炊いている間、お風呂を洗っている間、、、。全部何かと何かの間で別の作業をするのがデフォルトだ。

 

僕にとっては仕事もそれと同じ。別に個別のタスクが1個ずつリレーのようにバトンを繋ぐんじゃなくて、同時に走らせればいいのだ。

 

そういえば、僕は取扱説明書とかマニュアルとか、そういうのを一切見ない性格である。

地図は読むけど、最短ルートではないルート、というか道があればそっちで行きたくなってしまう人だ。

精密さが求められるDIYや裁縫が苦手だ。レシピ本を見ると、いかにそれを守らないかという思考が働いてしまう。

僕にとってガイドラインやマニュアル、それから地図は、本当にチラ見するくらいの存在でしかない。

ただ、ベースとなる手法に倣った方が結果良いものが出来上がるということが実感できると、今度は極端にその基礎ラインを固めようとする。ピアノ、サックス、書道、絵、焼き菓子づくり、そしてプロモーションの一連の仕事etc...。

困った性格だ。

 

冒頭の話に戻るけど、

だからそういったガイドラインやマニュアルを作ってほしいと言われると、全身が痒くなってしまうくらい、どうすればいいのか分からなくなってしまうのだ。フローに倣ったことがないからである。

 

改めて、組織で働くことに向いてないなぁと思ってしまう。うちはみんな自営業だし、血って受け継がれていくんだね、、、、。

 

4月13日 流動的

土曜日、

 

 

「わたし、最初は自分がバイだと思っていたんです。でも、クィアのコミュニティと出会って、パンセクシュアルだってことに気づきました」

 

今週からスタートした朝日新聞spotifyの連動企画「PRIDE CODE」。その第1回目のゲストとして登場したのが、Rina Sawayamaである。冒頭のコメントは、彼女の発言の引用だ。

omny.fm

これ以上同意できないというくらい、僕はこの彼女の発言に共感を抱いた。

僕も彼女と同じように、好意を頂く相手に性別という要素が入らない。そして、もう一つ彼女と同じだなと思ったのが、「Fluid」(流動的)であるということだ。

これはジェンダーフルイドとも呼ぶことが出来て、その時々で性自認が異なるということだ。

例えば、昨夜まではヘテロセクシュアルだったのに、翌朝起きたら自分はゲイだという風に自認している、みたいな感じだ。性自認が流動的なのである。

誤解を恐れずに書くが、僕は浮気することはどうしようもないことだと思っている。僕もジェンダーフルイドみたいな感覚があって、この人素敵だなと魅力に感じる人が仮に女性だったとしても、1週間後とかには全く別の、しかも男性を魅力的に感じていることがある。

だから、特定の個人とずっと一緒に過ごしていく、みたいなことは非常に困難なことなのである。

なんで結婚しないの?って良く聞かれるけど、結婚するということ=鎖に繋がれるみたいで、心の底から苦しいのだ。

 

性的マイノリティと呼ばれるLGBTQ+に属する人の中には、こういうジェンダーフルイドの人が結構いると言われている。

その一つの要因は社会への順応を求められてきたことだと、僕は思う。

以前までは同性愛は精神障害とされ、病気扱いされてきた。そんな折に、異性と恋愛をする、セックスをするということに対して違和感を得ていたとしても、きっと勘違いだと思ってやり過ごしてきた人も結構いると思う。

社会規範上の性と性自認とが違っていた場合に、社会規範上の性に強勢されることは、纏足とか左利きが右利きに直されるとか、そういうのに近いと思う。でも、後者2つのように体がどうこうっていう話ではないから、まるでカーブの多い山道を永遠と下り続けるバスに乗っているように、気持ちがわるくなってしまう。

 

僕は小学校、中学校まで肥満児だった。途中からは単親世帯になったし苗字も変わったりして、マイノリティになった。でも、それが良かったと思っている。

なぜなら、そのおかげて近所・部活・クラスみたいな身近なコミュニティで求められることに徹底的に従わないと、絶対いじめの対象になると思って常に気を張って生きてこれたから。だからいじめられたことは一度もない。

そこから解き放たれた大学生活、さらに日本社会から解き放たれた海外生活は、本当に楽しかった。

そして社会人になってから、正直コロナの前までは辛かった。でも、コロナになってから各個人と会社との間に距離を保てるようになり、僕にとっては幸運だった。今の会社も出社だけど、割とみんなどんどん辞めていくし、強制力に耐えられなければすぐにやめられる環境だから、ありがたい。

 

なんか取り留めもない文章になってしまったけど、今日はこのポッドキャストを聞いて自分自身を振り返った。

 

4月になって新しい環境になった人は、結構こういう部分で悩んでいる人がいるかもしれない。そういう人に、このポッドキャストの特集「PRIDE CODE」が届いてほしい。

 

Rina Sawayama、やっぱり好きだ。

 

4月12日 仕事ができるとは

金曜日、

 



 

「どうしたらいいでしょうか」

「どう思いますか」

「何と返せばいいでしょうか」

「打ち合わせ、私は全然大丈夫です」

「打ち合わせ、やりますか?」

 

これら全てに欠けているのは、主体性である。

 

「あなたはどうしたいの?」

「あなたはどう思うの?」

「あなたは何て返そうと思っているの?」

「あなたが必要だから、打ち合わせをしたいのではないの?」

「打ち合わせをするかどうかは、あなたが決めること。」

 

地図やマニュアルがあったとしても、その通りに行かないことが仕事であり、むしろその通りにいっているようなら、全然進化していないということである。

義務教育の間は、自分で選択しなくても勝手に学ぶ教科が選択されていた。

ただ、中3の時には自分で進路を決めていたはずだ。

 

社会人になるまでの間に、どれだけ主体的に考えて行動して成果を出してきたか、これは社会人になってからのパフォーマンスにダイレクトに響いてくると思う。

 

どんなに頭が良くても、どんなに器用でも、言われたことをきちんと、それ以上によくできたとしても、それは高性能のロボットと同じである。

 

不平不満は口から次々と出るのに、どうすれば改善できるかというアイデアは全く出てこない。こういうのは慣れだと思う。

 

勉強なんかできなくていい。頭が悪くてもいい。

今の状況に対して否定的な姿勢であるのではなくて、自分はこう思うから、こうやっていきたい、そう思って行動できる人が、私は仕事が出来る人だと思う。

 

色々あってそう思った1日である。