日曜日
前職とは全然違う業界に転職をして、まだ半年も満たない僕にとって、
土日は翌週のための整理・準備・勉強の時間になっている。
もちろん、終日仕事に向かっているわけではないけど、
会社のSNSが鳴らない、ザワザワする環境でもない土日は、
ついついゾーンに入ってしまって、気づくと午後になっていることがある。
そんな僕にとっての気晴らしは、ポッドキャストを聞くこと。
特に、ポッドキャストにはまりだした3年前くらいからずっと聞いているのが朝日新聞のポッドキャスト 朝日新聞 ニュースの現場から | Podcast on Spotify
本当に面白いから是非聞いてみてほしい。
ちょっと前の放送だったけど、
ウクライナとロシアの戦争に沖縄から志願兵として参加した男性の記事について、
番組に出演されていた方が紹介していた。
男性は、沖縄に生まれ、昔から地上戦の残虐さについては聞いたり、資料館に行って知識はあったけれど、戦争が怖いとは思えなかったとのこと。
そんな彼が、ウクライナで腕だけの遺体に結婚指輪が付いているのを見たとき、戦争がどれだけ生活に身近なところで起きているのかを実感し、戦争が怖いと思ったとのこと。
しかし、初めて戦争が怖いと思ったにもかかわらず、
彼は米海軍の衛生兵になる予定とのこと。そして、海軍での契約期間が終わってまだ戦争が続いていたら、ウクライナに戻ると思うとも語っている。
カオスな状況であればあるほど、悲惨な状況であればあるほど、
悲しみが広がっていればいるほど、
どんなに小さな力も求められると思う。
エリートばっかりの会社といった整った環境では、小さな戦力は決して求められない。
彼が沖縄で、どのように育ってきたのかは分からない。
でも、自分が貢献しているんだ、ということが手触り感が持てたのがウクライナ戦禍だったのではないか。
求められていると思いたかったのではないだろうか。
もちろん、僕はこの戦争は絶対に反対だ。
そして、転職してばっかの自分と彼を重ねること自体おこがましいけど、
僕も手触り感の貢献感覚を持ちたいと常に思っている。
なんだか、彼の記事を見て、ちょっと自分と重ねてしまった。
おやすみ