HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

6月15日 好きな声と賞味期限の長い話

木曜日、

 

昨夜は窓を開けて寝た。今年に入って、まだ冷房はつけていない。昨年かった無印のサーキュレーターがまだ頑張っている。

もうちょっと強いやつ買おうかなと思っていると、部屋の隅っこに置かれたサーキュレーターがなんだか泣いているような気がして、新しいやつに買い替えるのを躊躇う。昔から、意外と新しいものが買えない、もしくは今あるものを捨てられない。これは、きっと新しいものが買いたくても経済的に買えなかった幼少期の、変な癖がついているのだと思う。

 

今日は在宅勤務の日。そんな、囁くようにやさしく風を吹き付ける、ある意味使えない、そしてある意味優しいサーキュレーターと一緒に仕事にいそしむ。テレビCMとYoutube出稿等々のメディアプランニングをしなくてはならず、頭を使う日。そういう日は、正直大好きな音声メディアの内容が入ってこないのだけれど、今日は違った、というかやっと木曜日が来た!という感じで、ラジオを聴くのを楽しみにしていた。

 

もう、ポッドキャストの世界ではレジェンド級に有名などんぐりFMだ。コテンラジオが流行りだしたタイミングで、既に多くのファンを抱えていたような気もするが定かではない。僕も、以前からもちろん知っていて、昔一度聞いたことがあった。

donguri.fm

 

ただ、びっくりするくらい自分に合わなかったのだ。話されている内容は、パーソナリティの二人の身の回りで起きている日常に関してが中心。それを受けて、二人がどう感じたか、であったり、最近話題のトピックだったり、といわゆる雑談ポッドキャストである。

 

当時なぜこのラジオが気に入らなかったのかというと、僕がポッドキャストに求めていたことが、すぐに仕事につかえるような知識であったり、語学のtipsのような、いわゆる自分の即戦力となってくれる新しい知識や学びであった。当時は、ちょうど転職活動をしていて、自分がこれまでやってきた仕事の成果、これからやりたいこと、みたいなことを朝から晩まで考えていたので、こういった雑談チックなコンテンツが頭の中に入り込む余地がなかった。

 

ただ、ひょんなことから、どんぐりFMに戻ってきた。それはVoicyのITビジネスニュースだ。日曜日を担当しているのが、どんぐりFMのなるみさんで、この特徴のある響くような低い声に僕は魅了されてしまったのだ。

そして、あれ、この声知ってる、、、どっかで聞いたなぁと、この1か月間くらいずっと思い出そうとして、一昨日ようやく思い出したのだ。

 

改めて聞いてみても、やっぱり彼らが話していることは、雑談という部類に入るものだと思うけれど、雑談って賞味期限が長い会話だと思う。例えば、僕が求めていたような、今すぐ身に着けられる〇〇の知識10選、とか、これだけ覚えれば大丈夫××の法則、みたいなものって、時代の変化によって風化してしまうものだと思う。

 

一方で、何気ない日常を少し丁寧に切り取って、それを言葉を使って形容し、そこから更に話題を膨らませて会話を盛り上げる、みたいなこと、そこで出てくるトピックって、一生涯私たちが欲する賞味期限が長いトピック、資質だと思う。

 

なるみさんの声が毎日聞けることがこの上なく幸せなのと共に、クスっと笑ってしまう内容が最高過ぎる。この日常を丁寧に見てみるっていうこと、僕はこういうことが出来る人、その人のコンテンツに惹かれるみたいだ。

 

明日も仕事が頑張れる。