HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

7月8日 コロナへの免疫はできたけれど・・・

土曜日、

 

 

まだ梅雨だし、一日経てばこの暑さは落ち着くと思っていた。昨日は、ちょっと言葉にならないくらい暑かったから、これ以上はないと思っていた。

5時半に目が覚めると、いつもよりもエアコンの効きがいい感じがして、嫌な予感がする。外が暑ければ暑いほど、設定温度を高めにしているエアコンは効きが良いのである。

 

カーテンを開ける。ここで一つ目の驚き。雨が降っている。

窓を開ける。ここで二つめの驚き。

「ムワン」

という熱波が顔に当たる。まだ顔を洗っていない僕の顔を、余計ギトギトにさせるような、そんな熱風だ。

 

あ、ああ、あああ。これはまた今日も一日しんどいなぁ、と思った瞬間には、もう行動に移していた。そうとなれば、とにかく早い段階でランニングを終わらせてしまえばいいのだ。

顔を洗い、水をがぶ飲みし、洗濯ものを取り込んで&たたんで&乾いていないものは浴室乾燥機へぶち込み、シーツをひっぺ返し洗濯機に投げ込む。

はたきで床以外の埃を全て下に落としながら、部屋中を回遊する。掃除中はエアコンはついていないから、もうこの時点で汗が滴っている。

 

早く。早くエアコンをつけたい。そんな思いで次のフェーズである掃除機に移る。

コンセントに差し込んだ瞬間、

 

「ブチっ」

 

あー、ついにこの時が来てしまったか。コンセントの断線である。既に、コードカバーが割けていて、壊れるのも時間の問題だと思っていた。なんかひねったりしたらつかないかなぁと思っていると、コードが切れてしまった。

完全に終了フラグである。

 

ここからが大変。埃を落としてしまった床を、乾いたぞうきんで乾拭きする。

汗が垂れる。拭く。汗が垂れる。拭く。終わらない。

 

もちろん、屈んだ状態で前後に動くという、いつもとは違う動きをしているから汗が出る、というのもあるのだけど、どちらかというと「掃除機がかけられない」ということに対する焦りで、汗が出ていた気がする。

 

私にとって掃除というのは、毎日のルーティーンであって、部屋だけじゃなくて自分の気持ちも整える上でとっても大事な作業なのだ。その掃除の締めくくりがいつも掃除機なのだが、それができない。

 

とっても気持ちが悪い。今の家に越してくる前に買っていたクイックルワイパーも、以前の部屋では一回も使わなかったら、持ってこなかった。

 

結局Amazonで本日届く掃除機を購入することに。ただ、なんと絶妙なタイミングで不在配達になってしまい、明日の朝も掃除機がないのだ。クイックルワイパーを買ってきたから、まあパニックにはならないが、頭の右斜め上くらいに、

 

「掃除機がない」

 

ということがグルグル残っている。

 

なんか、こういう突発的なトラブルに対する免疫が、このコロナ禍を通じて一気になくなってしまった気がする。

 

カンボジアに住んでいた時は、毎日何かしらのトラブルがあった。

 

天井からクモとゴキブリが降ってくる

部屋に蟻の行列が出来ている

朝起きたらネズミがパンを齧っている

自転車がパンクする

オフィスのトイレに閉じ込められる

停電

ガスが出ない

部屋の壁に穴が突然空いてしまい、隣の部屋が見える

トイレの水が逆流する、、、、

wifiが安定したら逆に奇跡

 

他にも、フィリピンに住んでいた時、中国に滞在していた時も、トラブルばかりだった。最初はなれなかったけど、

「ま、そんなもんか」という感じと、

「ゴキブリが降ってきた!ふざけんな!」みたいなことを、大家さんや友人にものすごく愚痴っていた。それで解消してた。

 

コロナは、こういうトラブルに対する免疫と共に、誰かに助けを求めたり共有したりすることで解消する、と言う行動も奪っていった気がする。

 

そろそろ、もう一度海外に出て免疫がっつりつけてこようかなぁと、朝のひと時に過去の出来事が走馬灯のように流れた。