月曜日、
僕は街中のありふれた風景が好きだ。もちろん大自然も魅力的だけれど、ちょっと立ち止まって覗いてみた時に、視界に入ってくる風景の方が魅力的に感じる。僕が魅力的に感じているこの景色、これは何と読んだら良いのだろう。それの答えをくれたのが、テレビ東京系列のドラマ『日常の絶景』だ。
僕がこのドラマを知ったのは、佐々木俊尚さんのvoicy番組で紹介されていたことがきっかけだった。
なんと3話完結というとても短い話。しかも、地上波で放送していた時は深夜帯枠だったこともあって、あんまり話題にはならなかったと思う。そこがまたいいよね。
主人公は、どこかの企業に働く総務部の地味な女性。日常の絶景を写真に撮ることが趣味で、インスタでも公開している。そのインスタをフォローしたのが、同じ会社の企画部の女性。いわゆるバリキャリタイプで、皆からは港区女子と呼ばれている。絶対に交わらないような2人が、日常の絶景をきっかけに、仲良くなっていく話だ。
日常の絶景として出てくるのは、都内の港湾エリア、千葉県の砂防と消波ブロック、そして埼玉県のダムだ。
前にこの日記でも書いたことがあるが、このドラマの第1話で出てくる港湾エリア、そこのガントリークレーン。僕は、ちょっと自分の気持ちがいっぱいいっぱいになると、よくここに1人で訪れる。だから、この風景を「日常の絶景」として切り取っているこのドラマに共感を覚えた。
冒頭にも書いたように、僕はこういった日常に潜む何気ない風景が大好きだ。そしてつい先日、大好きなアーティストであるマテウシュ・ウルバノヴィチ氏の作品集も購入した。彼が心惹かれるものと、僕が魅了されるものに、どこか共通点を感じる。
改めて、僕が心惹かれる風景について、もう少し言語化したいと思う。