水曜日、
「あの人は自分に甘いからね~」
こういう言葉は日常会話でよく聞く。どちらかと言うと、ネガティブな印象だ。
一方で、「あの人は自分に優しいからね」という言葉は、どうだろうか。
「自分に甘い」「自分に優しい」パッと聞いた感じだと両方とも意味していることは同じように聞こえる。でも、周りが受ける印象と、その後の行動がだいぶ変わってくると思う。
自分に甘い人を見ると、あんまりいい気はしないと思う。そして、そういう人に対しては、周りも甘くあしらい始める。もう少し厳密に言うと、
「ああ、あの人自分に甘いから、テキトーにやり過ごしておけばいいよ」と。
そして、自分に甘い人は、実は常にネガティブだったり、何かに対して消極的な人が多いと思う。
その影響は周りにも少なからず波及して、周囲まで悲観的&消極的にしてしまうと思う。
一方で、自分に優しい人はどうだろう。
自分に優しいとは、言い換えるとちゃんと自分のことが分かっている人だと言える。
疲れたときは、ちゃんと労わってあげる優しさがある。
怒っている時は、その感情を真摯に受け止める優しさがある。
そんな風に、自分の機微な変化しっかりと受け止める優しさがある。
傷口が塞がっていない間は、何をしたってそこが気になってしまうのと同じように、気持ちがささくれだっていたりすると、視野が狭くなってしまうと思う。
自分に優しくなる、つまり自分自身に素直になる、その結果自分自身のご機嫌を保つことができるのだと思う。
そして、ご機嫌な人の周りには、またご機嫌な人が寄ってくる。
自分に優しくなることは、良い循環を生む。
ああ、全然できてなかったなぁと、改めて思った。