水曜日、
ハッとしたことを共有。今朝も、ランニングをしながらVoicyを聞いていた。更新されるたびに聞いている、尾石晴さんの放送だ。
今回の放送では、キアヌ・リーブスのエピソードを紹介していた。
今50代である彼は、人生の折り返し地点ではあるものの、まだまだ映画でも活躍されている現役の役者である。
今回の放送によると、なんとキアヌリーブスは、自分の娘、妻、そして自分の妹などを亡くしており、割と死が身近にあるような、そんな死生観を持っている人とのことだ。
そんな彼に対して、ある人が
「1+1=5,ですよね?」と問うてきたという。
当然、本当の答えは2である。ただ、彼の答えは違った。
「1+1=5?うん、そうだね。良い一日を」
こう返したという。
自分自身も、人生の折り返し地点に立っており、周りにもなくなっている人が多いという、割と死が身近なところにある彼にとっては、もう争ったり、反抗したり、論破したり、そういうことは考えていないとのこと。
そういう考え方もあるよね、そうだね。良い1日を。
なんて達観した答え方なんだと、自分もマネしたいと思った。
日々忙しくしていると、自分に余裕がなくて正義を振り回してしまう。その結果、相手の意見や考えを受け入れることもなく、正しいもの正しいのだ!と自分の信念だけを貫く。
でも、そんなことにエネルギーを使っているうちに、もしかしたら明日にも、そして今にも死んでしまうかもしれない。いつだって死はそこにある。そう考えたら、何かに抗ったり、無駄に反抗するのはエネルギーの無駄遣いなのである。
もし明日死んでしまうなら、絶対的な正しい回答に固執するんじゃなくて、優しい豊かな心を持って死にたいと、そう感じた。
僕も明日から使ってみたいと思う。