HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

1月4日 声に耳をすます

木曜日、

 

 

今日から本格的な仕事始め。

やっぱり僕は年頭行事みたいなものが、大変苦手であることを改めて実感する。

「みんなで今年も一緒に頑張ろう!」みたいな雰囲気に、どうしてもついていけないのだ。

ちゃんと成果を出すことを意識するから、どうか僕のペースで、僕のやり方で、僕のコミュニケーションの取り方で進めさせて頂けないだろうか、、、。そんな風に思いながら、年頭行事を半ば上の空で聞いている。

いつもよりはオフィスは閑散としているけれど、それでも年末のオフィスと比べれば人が増えている。

 

ノイズが多いのだ。

 

ノイズと言えば、今年が始まってからの3日間は、多くの皆さんにとって心にさざ波が立った3日間だったと思う。あまり地震などに敏感じゃない僕だって、SNSアルゴリズムが普段と違っていることに気づいて、やっぱり災害関連の情報が集まってきてしまう。

それに付随して、色々な意見やアクションも飛び交っている。

 

「何も知識もない、経験もない、お金がない人が被災地に行ったって、迷惑になるだけなんだから、やめておけ。それなら募金をしろ!」

「被災した立場からすると、被災していない人が楽しそうにしてくれていることが、何よりの救いなんです」

「いま私たちが出来ることは、とにかく自分をご機嫌に保つこと」

「被災された方に対しては、心からお見舞い申し上げます。早く復旧できることを祈りつつ、私たちが今できることを一緒に考えていきましょう」

 

わかる、わかるんだ、わかるんだよ。SNSで発信する立場として、ある一定のメディアとして、企業として言わなきゃいけないことやポジションがあることは分かるんだ。でも、ちょっと少し静かにしてくれないか、と思ってしまう。

 

オフィスの喧騒も、SNSのざわめきも、そして僕の心の中でresonateする音も、ちょっとだけでいいからやんでほしい。

 

そんな時、昨夜から聞き始めたAudibleの『走ることについて語る時に僕の語ること』(村上春樹著)を思い出した。

osharetecho.com

定時が過ぎて、どんどん人が帰っていく中で聞き始めた。

走っている時の自己の内面を、村上春樹の個人的な目線で語り続けるこの内容は、こういう時にとても心地よい。

そして、なんといっても大沢たかおの声がいい。なんだか突然眠気が襲ってきて、たぶん30秒くらい寝たと思う。

 

「なんだかんだ疲れてたんだ」

そう思った。

 

みなさんも、さざ波が立った時は、自分が癒されるコンテンツ&声に耳を澄ましてみてください。