金曜日、
先週あたりから、仕事が終わらない日々が続いている。役割がついたことが最大の要因だろう。自分のタスク処理につかえていた時間は、基本的に定時後の時間となった。
世の中のマネージャー陣というのは、これほど忙しいものなのか。恐らく、最初のうちはそうだったのだと思う。でも、取捨選択したり、力を入れるもの・入れないものをしっかり区別して、うまくこなしているんだと思う。
だから「ライフハック術」とか「時短術」とか、こういうテーマをモチーフにした本が流行るんだと、今とても実感している。
一方で、本当に効率性だけを求めることがいいんだろうか。今日のvoicyを聞いて、そんな問いを突き付けられた気がした。
私たちは何かを判断するときに、これまで蓄積してきた知識を基に判断することが多いと思う。
知識があるから、瞬時に判断ができる。
知識があるから、コスパ良く判断が出来る。
知識を使って、効率的に判断が出来る。
voicyの荒木さんから言わせると、知識を使って何か判断することは、究極的な思考のショートカットとのこと。
とても腑に落ちた。
自分が知っている範囲であれば、深く考える必要がない。だから、深い思考をしていない。
一方で、新しいものに出会った時、知識が全くない状態だと、対象のモノ・コト・状況をしっかりと観察する必要がある。
観察することは、五感を研ぎ澄ませて、五感で視ることなのだと思う。
確かに、歓声を研ぎ澄ませてエネルギーを使って考えることは、コスパとかタイパとかの観点では良くないかもしれない。
でも、知識だけで進んでいったら、思考の幅・広さは深まらない、人間的にも浅い人になってしまいそうだと、そう思った。
忙しいから、ハック術とか時短術とか、そういうものに目が行きがちな現代人。
でもたまには、靴を脱いで裸足になって、足の裏から頭のてっぺんまで、何かを感じるというアクションを取っていいのではないかと思った。
今の僕にピッタリな新たな気づきだった。