水曜日、
やっぱり僕は不器用なんだと思う。
新しい家電を買った、スマホを買った、掃除機を買った、などなど。こういう時に必ずついてくるのが取り扱い説明書である。僕はこれを読むのがとても苦手。
ただ、本当の本当を言うと、実は取り扱い説明書通りにセッティングをしたくて、溜まらないのだ。ただ、説明書通りに行うと決めたら、今度は逆に説明書に書かれている通りに完璧にやらないと気が済まない。
もちろん、完璧できることはほぼない。それでまたイライラしてストレスが溜まってしまう。そういう自分が分かっているから、最初から説明書は見ないで自分流でやってみることが多いのである。
仕事もそう。
マニュアルを始め、ずっと踏襲されてきたやり方みたいなものがあり、先輩や上司からも指導を受けることがある。
そういうのが存在すると分かった途端に、
「まあ結果が同じならどんな方法でもOKでしょ」と開き直ってしまう自分がいる。
問題は、多少は結果が悪いこともあるが、それなりに成果を出してしまうことだ。何かに縛られないで伸び伸びやる方が自分には向いている。もちろん時間は倍以上かかることもあるけれど、労働時間が長いとか短いとかっていう考え方を基本持っていない僕からしたら、別に問題ではない。
ただ問題は、僕自身がこういう性格&やり方だから、真逆のチームメンバーに対しての指導が非常に困るということだ。
地図、マニュアル、ガイドライン、手順書、こういうものがないと不安だというメンバーがいる。
色々と話してみるとこれがしたい、こういう風にしたい、と言う強い志向はない。だから、一見やる気がないのかなと思ってしまう。
一方で、こと細かく順序が決まっていて、それを上から丁寧にやってほしいと依頼すると文句ひとつ言わずに対応してくれる。それが相当時間がかかる作業であってもだ。頭を色々と使って捻りだすことは好きではないのだが、とにかくやるという精神はあるようだ。
だからこそ難しい。僕は真逆だからだ。
自分のスイッチが入らないとやる気にならないし、自分のやり方&納得しないと続けられない。
真逆の性格のチームメンバー、これからどういう風にそのメンバーと歩んでいくか、結構な課題である。
描く絵が結果的に同じだったとしても、描き方が違うと結構大変だと思う。