金曜日、
仕事中に2回も知らない電話から着信が入っていた。普段なら無視するのだが、なんか放っておけなくて、折り返してみる。
「すみません、〇〇です」
お、僕が通っているヘアサロンのオーナーではないか。なんか声が酷い。なんと、コロナにかかってしまったようで、明日入れていた予約をキャンセルさせてほしいとのこと。
正直結構なショックだった。
今月は、土日関わらず仕事をしていた関係で、髪の毛は伸びきっている。ここでやっと切れると思っていたからだ。
そして、前回実はあんまりカットがうまくいっていない気がした。それは、前にも書いた通り、肋骨の疲労骨折からの病み上がりだったからである。なんか歪というか、パーマがちゃんとかかってないというか、、、。
少しだけ頭によぎった。
「サロン、変えちゃう?」
でも、きっと僕はこのヘアサロンに帰ってくるだろう。その時に、1回でも違うところに行ったということを彼がどう思うか、悲しむだろうな、と考えるとまあ1週間くらい待つかという気持ちになってしまった。
浮気って、たぶん1回足を踏み入れてしまったら、もうそこからは沼だと思っている。
沼にはまるのを食い止めるには、そもそも浮気の始まりを作らないことが大事で、その始まりを作らないためには、元の相手がもう一度会いたい、元に戻ってきたい人なのかどうかを考えること。
悲しい顔を想像した時に、胸がチクリと痛んだら、それは浮気抑止策になる。
なーんて考えている金曜夜22時。ここから残業第2ラウンドが始まる。