週の真ん中水曜日。
いつもならとっても疲れている。でも今週は火曜から始まった分、いつもの水曜日よりもなんだかエネルギーが余っている、そんな感じがしている。そういう時、僕は他者の前で少しうまく振る舞える。
とある取引先とのミーティング。こちら側が提案を受ける側、つまりクライアントだ。僕は全体の進行役。提案内容に対して、参加者たちに意見を求める。
「え、意外とみんな気に入ってるんだ」
出てきた意見や感想が結構ポジティブだったので、ちょっと驚いた。
その後、取引先を抜きにした社内メンバーだけでのラップアップミーティング。
「全然考えてなくない?」「この状態で提案してよいと思ったの?
おやおやおや、出てくる出てくるネガティブフィードバック。
なんだよ、みんな僕と同じように思ってたのか、と少し安心。ただ、こんだけ振る舞えることに驚愕。もちろん、社外の人ととは丁寧にやり取りした方が良いとは思うけど、なんだかそのすごいギャップに拍子抜けしてしまった。僕はまだこの組織に入って日が浅いから、そこらへんが良く分かっていないのかもしれない。
実は僕も昔は振る舞うことがとても得意だった。しかも、仲が良い友達からすると、もはや建前と素のギャップが大きすぎて、ネタにされていた。
180度変わってしまったのが留学をしてから。振る舞うことに価値がない、というよりもみんな正直に生きていて、なんだか建前で生きるのがつまらなく見えた(と、ここでは強がってみるけど、本当のところは振る舞うエネルギーが残っていなかった)。
誰に対しても、あんまり態度を変えなくなって離れていく人もたくさんいたけど、自分に対しては気持ちが楽になった。とはいえ、人付き合いは、だからこそ苦手になってしまった。
普段よりもちょっと振る舞うエネルギーが残っている今週水曜日、そんなことを思いましたとさ。