HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

5月24日 無菌室から出るために

水曜日、

 

週の真ん中水曜日。繁忙期は過ぎたはずなのに、なぜかまだまだ忙しい。いま所属する会社では、大きなキャンペーンを実施した後には、その結果次第で社長にプレゼンをする機会が生まれる。今回、僕が担当した企画が、どういうわけか、かなり良い結果となり、この度社長プレゼンの機会をもらうことになった。

 

嬉しいんだか、迷惑なんだか、という感じである。というのも、僕自身、昇進とか昇格志向が全くなく、別に年齢を重ねても特に管理職なりたいと思っていないからだ。加えて、僕の苦手なことの一つに「自慢」があり、

「ねぇねぇ、これ僕がやったんだよ、すごいでしょ」

みたいなことを言うこと、いう人がとても苦手なのだ。どちらかと言えば、まだ自慢ばかりしてくる人の方がマシ。自分のことを自慢したり、功績を紹介したりすことが苦手なのである。というのも、それは将来の自分へのプレッシャーになってしまうから。何かで賞を取ったり、偉業を達成したりすると、今度はそれを超えなければいけなくなる。それが辛い。

 

一方で、この社長プレゼンには良い側面もある、というのを今日実感した。

このプレゼンに向けては、担当の僕はもちろんそうだが、資料完成までにチームリーダー、所属する部署のマネージャー、チーフマーケティングオフィサーの目に入って最終版となる。更に、このマーケの縦組織内以外の部署も事前に確認をする。というのも、当日、部署ごとに言っていることが食い違っていることは良くないからだ。今回も、マーケ内で確認が済んだ後で、営業部隊にも展開をした。

すると、一人からフィードバックが返ってきた。具体的な内容の共有は避けるが、簡潔にいうと、資料の要点が良く分からない&そのポイントをいう必要があるのか、だ。

 

正直、このフィードバックを受けた時、若干イラっとした。CMOのところまでいっている内容を変えるのは至難の業だし、こちらの意図を聞かずにそういう意見を述べるのはあんまりよくないんじゃないかな、と思ったからだ。

ただ同時に、言っていること・指摘しているポイントが、結構クリティカルで図星だったからイラっとしたのかもしれない、とも思う。最終的には、営業部門と良く会話して、資料はそのままにしつつ口頭で補足説明する、という形になった。

 

僕が人前に立って、自分が実施したことをプレゼンしたりすることが嫌いなのは、ネガティブなフィードバックをもらいくないからだ、ということも今日気づいた。

 

ただ、それは無菌室にずっといるようなものだと思う。世の中の菌に触れて、徐々に免疫をつけていかないと、ずっと一生無菌室で過ごすことになる。こういう機会は、自慢するみたいでいやだとか、ネガティブなフィードバックが嫌だ、とかそういうことではなくて、無菌室から出るための一歩と考えると、とても価値のある事だと再認識をした。

本番は金曜日。頑張ろう。