HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

6月18日 父の日は母のための日かもしれない

日曜日、

 

え、今日も晴れている。えっと、まだ6月中盤。天気予報をチェックすると、気温は30度まで上がるとのこと。しかも、昨日よりも暑いという予報。えっと、まだ6月中盤。一応梅雨だと思う。ちょっと信じられないなぁと思いながら、重い腰を上げて起床。

 

とにかく夏は、数分でも遅くなると外の気温が全然変わる。起きたら全力疾走で部屋の掃除をやり、ランニングの準備をする。こういう時は勢いが肝心だ。

 

帰ってくると、母からのLINEにメッセージと一緒に数枚の画像がくっついていた。実家の猫たちの写真である。一枚は二匹、もう一枚は別の二匹、そして最後の一枚は一匹。この一匹は、最近うちの仲間になった新参者の猫だ。ずっと、野良猫としてうちに通っていて、朝晩エサだけ食べにきているような猫だったのだけど、ある日、お腹に大きなシコリがあることを母が発見し、病院に連れて行ったところ、入院ということになってしまった。まあ、その流れでうちの猫として迎えられたのだ。

 

既にいた2匹は、それぞれオスとメスが一匹ずつ。二匹とも、元の飼い主が飼えないとのことで小さい頃にうちが引き取った猫である。この二匹は、なんとなく仲がいい感じがする。一方で、新しくやってきた猫。こちらは、ある程度大きくなってから仲間入りしたということもあって、やっぱり既存二匹と仲良くなるのは、ちょっと時間がかかるようだ。

新入り君は、割と頑張って仲間に入ろうとしているらしいのだけど、既存メンバー、特にメスの方が割と無視を貫いているとのこと。新入り君は、とっても人懐っこくて、母にも父にもベッタリ、ただもともとは既存のメス猫ちゃんがそのタイプだったから、ポジションが取られてしまったのかもしれない。

新しく家族になるって本当に大変だなぁと改めて実感。

 

そんな猫の話と、今日が父の日ということから、そういえば今の父も新しく家族になったんだよなぁと思い出した。今の父は、ステップファーザーで、僕が中三の時に正式に家族になった。といっても、母は僕が小学校4年の頃に離婚していて、その頃から今の父のことは知っていたし、会ったりもしていた。両方ともにバツイチということで、ドロドロの離婚調停もこなしつつ、母は養育費がもらえず苦しみ、今の父は養育費を請求され苦しみ、とにかく生活が苦しい状態で、二人とも働きっぱなしだった。

 

だから、っていうのもあるけど、僕がうちの分と、当時の今の父が住んでいたマンションの掃除、晩御飯の下ごしらえ、アイロンとかをやっていて、それが習慣になって今となっては、むしろ家事が大好きになったのである。

 

ただ、他人として付き合っているのと、一つ屋根の下で一緒に暮らし始めるというのは、実際に始めてみると、とても窮屈だった。だから、僕はまるで性格が変わってしまったかのように、今の父に対してかなり冷たい態度を取っていた時期もだいぶ長く続いた。

そんな僕の様子を見て、母は「ごめんね」と繰り返し謝る。

母親に謝られることって、とても悲しいと実感するのに、素直に自分の態度を直せない。どんどん硬直する僕と新父との関係。

ただ、いつの間にか、たぶん僕が大学に進学したくらいの頃からかな、自然と関係が良くなっていった。そして社会人になると同時に一人暮らしを始めるときには、率先して家具の運搬や、家電の配線を手伝ってくれていた。

 

離れて暮らす今、僕は母もそうだけど、父にも父の日は毎年ギフトを贈っている。ただ、一緒に生活をしていないこともあって、どんなものが欲しいか分からないから、事前に母に聞いたりしている。今回は、インスタントの具沢山味噌汁を贈呈。どんなに暑くても、毎朝味噌汁をのみたい人だから、きっと喜んでくれると思う。そして、喜んでくれた。

 

ただ、父以上に母が喜んでいた。というのも、喜んでいる父を見て、そんな父が見れることが母にとっては嬉しいとのこと。昔の関係性を考えると、考えられないね、と今となってはみんなで笑って振り替えられる。

 

父の日って、もしかすると、母の日ための日なのかもしれない。それは、母の日にも逆のことが言えるかも。

 

改めて、父&母には感謝である。