月曜日、
今日、一つのサブスクをやめた。具体的に言うと、やめたのではなく休会の手続きをした。9月に入会したサービスで、月額5,000円のオンラインコミュニティだ。
家族や会社の同僚以外で、気軽に繋がりを作れる場所、それがオンラインコミュニティだ。コロナ禍になって、一気に普及した印象がある。僕もその波に乗ってみた。
このオンラインコミュニティは、メンバー同士が読書会を開いたり、著名な方を講師に招いて数ヵ月に及ぶ集中講座などが定期的に開催されている。コロナが収束に向かってからは、オフ会なども開かれているようだ。
僕は、新しいことを学ぶことが好きだ。このオンラインコミュニティも、きっと今の自分の所属している場所では学べない、触れられない価値観との出会いがあるのではないか、そう思ってワクワクしていた。
実際、その予想は的中していて、これまでに何回か参加したLiveイベントでは、「そういう表現を使うのかぁ」「多角的に見るってそういうことなのね」と、まるで自分がカラカラのスポンジで、そこに水をかけられたかのように、新しい!楽しい!深い!そんな学びの機会が経験できた。
ただ、前から書いている通り、この数ヵ月は、今の職場において大きな変化があり、正直このコミュニティに費やす時間と精神的なエネルギーが残っていない日々が続いていた。
やっぱり5,000円というのは安くないし、これではお金の無駄遣い以外の何物でもない、ということで休会を決意した。
でも、これで良かったとも思っている。
僕は、今自分が置かれている状況を精一杯味わい尽くす、ということが苦手だ。
極端な例をいうと、英語を勉強し始めたのに、中国語が気になってそっちの教室に通ってしまうみたいな、そんな感じだ。
確かに、今僕が置かれている状況は正直厳しい。忙しい。でも、こういう風に言えるくらいの余裕があるということだし、100%コミットしているかというと、そうでもないところもあるかもしれない。
オンラインコミュニティに入ってみたのも、今所属している場所がもう飽きてしまった、隣の芝生は青く見える的な、そういう感情がゼロではなかったと思っている。そして、もう一つの所属を持つ僕自身に優越感を覚えていたかもしれない。
「もうここで出来ることはやり切った」そういう経験がなくて、いつもどこか80%くらいでセーブしてしまう。
今回のサブスク休会をきっかけに、今の状況を味わい尽くすっていうことをやってみようかな。
もっと愚痴が出ると思うけど、それは味わっている証拠なのかもしれない。