HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

1月8日 成長すること、優しくなること

月曜日、

 

 

僕がVoicyを聞き始めたのはコロナが始まる半年前くらいだった。それからずっと聞き続けているパーソナリティーも居れば、最近聞き始めた人も居る。この年末年始というのは、新たに番組を始める人も多くて、フレッシュな内容をインプットしやすい。

その中の一つが、浅田すぐるさんの番組だ。浅田さんのことは、同じvoicyパーソナリティの荒木さんの番組を通じて知った。

voicy.jp

「紙一枚〇〇法」というシリーズで有名な方である。知らなかったのだが、2023年の年末からマレーシアに移住をされたとのこと。その少し前くらいから番組を開始していて、最近は移住後の暮らしや環境についての放送を届けている。

その中でも今日アップデートされていた内容がとても興味深かった。

 

年末で空港が混雑する中、大量の荷物を持ってご家族で移動されていた浅田さん。キャリケース4つに、娘さんたちが習っているバイオリンまでと、文字通りに大量の荷物を抱えながら飛行機移動をしていたらしい。

年末は飛行機の予約がいっぱいで、直行便が取れなかったとのことで、ベトナムでのトランジットを経てマレーシアに入国したとのこと。トランジットでは荷物は持たなくていいけれど、小さい娘さんたちを抱えての移動は大変だろう。

そんな状況の中、なんとベトナムでのトランジットでは、他のどの客よりも優先して浅田さん家族を通してくれて、マレーシアでも到着後は別ルートでスムーズに入国手続きができたとのこと。

理由としては、小さな子供を連れていたから、とのこと。

一方の日本では、そんなことはない。他の乗客と同様であった。

 

浅田さんは「日本が良くない」とか、「ベトナム、マレーシアが優れている」とか、そういうことを言いたいわけではない。

 

この違いはどこから来るのかを考えたとのことだ。

色々と考えてみてたどり着いたのは、平均年齢の若さ、である。

つまり、社会がどういう人口構成で成り立っているか、ということだ。

僕も知らなかったのだけど、日本と比べてマレーシアやベトナムは、20歳ほど若いという。高齢者もいるけれど、その分、赤ちゃんや幼児、学生といった若い世代がたくさんいるのである。

 

そりゃあ、日常生活で沢山子供を目にしていたら、そして子育てをしている親がたくさんいる社会なら、子どもに優しい社会になっていくのは、当たり前のことなのかもしれない。

 

実は僕も数年間、東南アジアに住んでいた。だから、具体的にイメージが出来たのだ。

とにかく子供が多い。老人もいるけど、子供の数が尋常じゃない。僕が住んでいたアパート、1階に大家さん家族が住んでいた。夫婦には子供が3人しかいなかったけど、近所に住んでいる大家さんの親戚の子供たちが、いつも遊びに来ていた。

朝、仕事に行く前、夜、仕事から帰ってきた時、自転車を大家さんの部屋に置かせてもらっていたから、毎回子供たちと遭遇する。

そういうのを毎日毎日繰り返していると、自然の流れで子供たちに優しくなる。

 

そして、僕は仕事の関係で、現地の大学に取材に行ったりすることが多かったのだけど、とにかくエネルギーがすごい。王立大学、日本で言うところの国立大学だからっていうのもあるかもしれないけど、みんなキラキラしていた。

こんな若い新芽を見たら、どうにか良い人生を送ってほしいと、そう思うのは当然だと思う。

 

この経験をする前までは、僕は子供が苦手だった。でも、この体験を経て、保母さんみたいなボランティアや塾講師もするようになったりした。

 

若い力を精一杯に応援したい、そう思ったのだ。

 

と、ツラツラ書いてしまったけど、僕だって日本は大好きだ。ただ、日本の良いところも、悪いところも、住みやすいところも、住みにくいところも、日本から出て初めて知ることができる、と僕は思う。

環境が行動や思考に大きく影響すると思うから、だから今いる環境とは全く違う環境に身を投じることは、人生において一回は経験した方がいいと、思っている。成長もできるし、何より周囲に優しくなれる気がする。

 

社会人になってなかなかサバティカルタイムみたいなことはできなくなったけど、会社を変えることもその一つだと思う。だから僕は転職し続けるつもりだし、最後は独立したいなぁと密かに思っていたりする。

 

そのために、今は強かにやるべきことをやり続け、虎視眈々とそのタイミングを狙っていこう。