HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

5月13日 凄まじい当事者意識 

月曜日、

 

 

同僚の話である。

夫の祖母が亡くなったということで、本日は忌引きでお休みであった。ただ、今日は担当している企画の大事なレポート提出日になっており、何が何でも今日そのレポートを提出しなければならなかった。

 

問題は、このレポートに入れ込む売上数字は、当日にならないとデータベース上に上がってこないから、忌引きなんだろうとその日にデータを出すしか方法がないのだ。

 

もちろん、僕をはじめ他のメンバーもサポートは出来た。ただ、いざ始業というタイミングで、そのレポートはほぼ完成しており、あとは作文するのみというくらいだった。

 

何という当事者意識だろう。ただ、驚いたのはここではない。

 

実はそのレポートの数字にミスが見つかったのだ。一度出してから、この数字おかしくない?という風に指摘が入った。確かに、ちょっとおかしい。他のメンバーも、自身のタスクや会議が入っており、なかなかそのレポートを代わりに修正することができない。

 

そんなタイミングで、チャットが一通。

 

「あと10分で葬儀場の近くのコメダに入るので、ちょっと待っててください!」

 

喪服だ、そして彼女は妊婦さんでもあるのだ、来月から産休に入るくらいお腹が大きい妊婦さんでもあるのだ。

 

おおお、お、大丈夫かなと心配している間に、そのレポートが修正されて送られてきた。

 

聞いたら、今朝は7時にコメダ入りし9時までレポート作成、その後は葬儀に出てから、すぐにまたそのコメダに戻りレポート修正。喪服で、お腹を抱え、かつこの防風雨だ。

 

母は強しというけれど、この人の当事者意識には敵わない。ちょっとやり過ぎなところはあるかもだけど、そして周りのサポート体制が脆弱な気もするけれど、置かれた状況を打破するこの姿勢は、すごいと改めて思った。