木曜日、
い、忙しい。
やろうと思っていたことが全然手につかない日々。読もうと思っていた新聞、本が読めない日々。読み始めると寝てしまう日々。
うちにテレビはない。
どこから情報を取っているのか、というと全て耳からである。
ふと思い返してみると、僕は学生の頃から基本暗記物は音で暗記していた。
英語も発音から。
歴史もストーリーを自分で作って音読。
理系の分野も自分が講師となって、自分の部屋で自分に講義をするスタイルで教えていた。
学校のテスト勉強や受験。こういうものは基本的に書物を読んで勉強するものだと思う。でも、そうなると読むことが苦手だったり、集中力を欠いてしまうような人は省かれてしまうことにならないだろうか。
目よりも耳で聞いた方が、目よりも体で習得した方が、目よりも手で書いた方が、他にも目での情報伝達よりも、他の情報伝達の方が自分にはしっくりくるし、理解や暗記が進むっていう人がいると思う。
多様性という言葉があるけれど、視覚優位、聴覚優位、触覚優位、エトセトラ。こういう優位に合わせて、1人1人が学び方や情報の取得方法を得られるようになるといいなと思う。
音声メディアがなければ、今僕は世の中のことに追いついていないどころか、一般的な教養もない人間だっただろう。
僕は圧倒的聴覚優位である。