HONEST

齢31歳。音声コンテンツ好きの僕が、日々の学びや気づきを、文章とイラストで自由に記録していきます。

5月26日 だから私は1人の時間が必要

金曜日、

 

平日の最終日である金曜日は、いつも本当に疲れている。ただ、今日はそんなことも言ってられない。というのも、午前中に一つ、午後に一つ、大きな会議でのプレゼンテーションが控えていたからだ。

午前中の方は、参加者はだいたい500名程度、午後の方は多い場合は1000名弱に上る。そして、午後の会議のメインリスナーは社長なので、社長に対してプレゼンをするような感じだ。両方ともに、プレゼン時間としては短いのだけれど、やはり緊張はするものである。

特に後者の午後の会議に関しては、資料や発言の中に、何か社長が気になることがあると、その場でストップがかかり質問されたり、次回までの宿題とされてしまうのだ。だからこそ、今日のプレゼンに向けた資料作りは、結構な労力がかかるし、チームリーダー、上長、そして部署のシニアマネージャーまでもがチェックをすることになる。今週はこの業務にかかりっぱなしでとても疲弊していた。

とはいえ、本番を迎えてしまった以上、とにかくできる限りでしっかりとプレゼンをしなければいけない。

 

今所属する会社は、だいたいこれくらいの規模間の会議であれば、言語も資料もすべて英語になっている。僕は、英語を話すのは苦手ではないし、どちらかというと得意な方ではあるのだけれど、この日本社会の中で英語を話すという、独特の雰囲気が苦手である。

更に、多くのプレゼンターが、いわゆる日本語英語的な発音をしている中で、数人だけがネイティブみたいな感じで話すと、若干浮いてしまっている感じも否めない。とはいえ、ださく英語を発音しようとすると、それが気になって、全然良いプレゼンが出来ない。加えて、もし発音が良い英語プレゼンをすると、だいたい後でお世辞を含んで、ちやほやされる。こういうことが僕は苦手だし、こういう雰囲気にかなり敏感なのだ。

 

昔からそうだった。小中学生の時は、体重100キロオーバーを経験するくらいの肥満体型だったから、いかに自分が所属する組織で浮かないようにするか、みたいなことに必死だった。つまり、空気を読む力を自然と身に着けたのだ。

 

それが今、逆に働き過ぎてしまっており、自分なりのパフォーマンスが出せなくなってしまっている。

こんな風に言ったら浮いちゃうかな、こんな風に話したら目立っちゃうかな、みたいにとにかくone of themを維持するためにどうするか、というところに神経を使ってしまうのだ。

もちろん、これには良いところもあって、多くの人から

「え、まだ入社して1年経ってないの!?もう3,4年居るように思えるくらい、馴染んでるけど」

と、割と頻度高く言われる。そりゃあそうだと思う。だって、いかにその組織や場の雰囲気に入り込むかを、無意識に意識して行動まで起こしてしまっているから、当たり前だと思う。でもそれは、同時に無意識に自分の心に負荷をかけ続けて、ストレスをもたらす。

同時に、自分っていったいどういう人だっけ?ということが分からなくなってしまう。

だから、私には1人の時間が必要なのだ。だから、今時点では、誰かと一緒に暮らすなんてことは想像ができない。暮らしたとしても、別々の空間でゆっくりしていたい。

 

私には、どうしても一人の時間が必要だ。