火曜日、
「俺も一緒に手伝うからさ、一回仕事棚卸しした方がいいかもよ」
時刻は20時。場所はオフィスの自販機コーナー。ここからの残業に向けてエネルギーを注入すべく、ウィルキンソンの炭酸水を買いに来たところだった。
偶然、部署の責任者であるシニアマネージャーにばったり出会う。彼はまだ小さい子供がいることもあり、普段は定時付近で帰り21時くらいから再開して朝まで働いてる。
だからあまり普段話すことがない。そんな彼でも、僕が労働過多になっているのは認識しているらしい。
それで冒頭の言葉だった。
気になることがあると、とことん深掘りしてしまう性格。結果として新しい発見なかったとしても、方法を変えて別の分析に走ってしまう。
テレビCMとかSNSのクリエイティブも同じだ。こだわりがこだわりを生んで、止まらない。止まり方が分からない。どうすれば、自分が思っていることが伝わるのか。感覚を分かりやすい文章にするために、言葉を足し、言葉を削り、読む人に染み渡るような文章にしたい。欲望の止めるタイミングが分からない。
結局今日も遅くなってしまった。
今朝、寒くて目が覚めた。回しっぱなしにしていた扇風機を止めて再び床に就くも寝不足である。
なんか肩と腰が痛い。定時が過ぎて、ふとそんなことを感じた矢先、激しい喉の痛みを感じた。
どうやら風邪を引いたようだ。
止まり方を学びたい。