月曜日、
先週末から、この冬のキャンペーンに向けたWeb上のCMが流れ始めた。
これが何を意味するか、というと、もう来年の春夏に向けた取り組みが始まる、ということである。
そしてもう一つ意味すること。それは、この冬特有のこと。
それは、別れだ。
これまでずっと、僕が転職して今の会社にジョインする前からお付き合いしている広告代理店、この代理店とは今取り組んでいるプロジェクトで最後だ。
会社の上層同士で大きな揉め事があったようだ。うちの会社の全事業の発注を止める、ということになったらしい。
今日、今お取引している代理店を除く、大手数社と、デジタル専業数社に、正式に広報した。コンペをやるので、参加してください、と。
10億円まではいかないけど、まあそこそこ大きな金額かもしれない。多分、続々と参加表明が出てくるだろう。
水面下で起きているこの状況、すでに今取引がある代理店は把握している。それは、この時期はもう春夏のことを話しているのに、一向にその兆しがない。何かおかしい、と早い段階で勘づいた先方の担当が、社内で確認したらしい。
無事にオンエアーされたからといって、それで終わりではない。むしろ、ここからが大事だ。
一応プランは組んであるけれど、毎日数字を見ながら、おかしいことや、改善点があれあプランを臨機応変に変更する。その提案は代理店から来るけれど、その良し悪しやインパクト判断するのは、私だ。
嫌でも、毎日やり取りしている。
例えもう今後お付き合いがないと分かっていても、今目の前にあることで完璧を目指す。
プロ意識だなぁと思う。
目の前の、もう将来関わらない代理店と毎日やり取りしつつ、裏で他の代理店をコンペさせている。
実はちょっと気分が悪いのは、恐らく精神的にちょっと参ってるからかもしれない。
でも、プロ意識にはこたえたい。
自分のためというより、せっかく僕らの会社のために動いてくれている、周りの人のために。
